テキトーにACfa小説 三 「パ−ティー」
・・・相当暇だな、俺
「・・・なんでこんなもん着なきゃならないんだ?」
俺はパーティー会場があるGA支社の正面玄関で着なれないタキシードを着ながら呟いた。
動きにくいし、なんかダサい。誰だタキシード考えた奴、デテコーイ
「文句をいうな」
セレン・ヘイズが車の中から言った。
彼女は普段着だ。
「あんたは来ないのか?」
「冗談はよしてくれ、私はパーティーとかは苦手だ。それにインテリオル系だしな。GAは苦手だ」
彼女はそういうと車のテールランプを光らせ去っていった。
おいおいかなり飛ばしてるな・・・そんなに嫌かGAは。
俺は招待状を扉を警護する守衛に見せて中に進入した。
「アラン・フォーカス様ですね? お待ちしておりました、会場へご案内致します」
案内役らしい女性に同行してパーティー会場であるホール直通のエレベータに乗る。
会場のホールは二十五階、この街で一番背の高い建造物であるGA支社ビルの最上階だ。
「どうぞ、ごゆっくりお楽しみください」
案内役はそういい、ホールの扉を開けた。
会場は派手だった。想像以上に...
煌びやかに光るシャンデリア。
その下で正装に身を包んで談笑する男女。
そしてテーブルに並べられた豪華な食事
場違いだな、俺。
そしてここにいると質素な自分の部屋が懐かしく感じる。彼女が冗談はよしてくれ、といった気持ちも分かる。
しかしどうしてGAは俺を引き込もうとしているんだろうか?自社のAFをぶっ壊した張本人をだ。
そう思っていると一人の女性がこちらへと歩いてきた。
「はじめまして、ランク31、アラン・フォーカスです。貴方は・・・」
「カラードランク2、BFF所属のリリウム・ウォルコットと申します。以後お見知りおきを、アラン・フォーカス様」
この時俺は『誰』が俺を引き込もうとしているのかが分かった。
リリウム・ウォルコット。若くしてランク2を持つ女性。
そしてBFFのNo.8リンクス 王小龍の『娘』だ。
「・・・それで何の用です?GAに引き込もうとする策略なら断ります」
とりあえず先手を打った。
あのくそったれの陰謀屋が背後にいる。そう思っただけで虫唾が走る。
「俺は独立傭兵だ、企業の飼い猫(リンクス)ではない。そう王小龍に伝えておけ」
そういうと俺はさっさと出口に向かった・・・
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「やはり色気仕掛けでは無理か」
監視カメラで一連の行動をみていた王小龍は呟いた。
陰謀屋である彼はアランを引き込もうと色々模索し、そして彼の過去も調べた。
「傭兵(レイブン)に育てられし猫、か・・・」
王はそう呟いた。
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さて、これからどうするかな・・・
パーティーから出たはいいものの、このあとどうするかまったく考えてなかった。
そういやオーメルがネクスト装備を提供したいやらなんやら言ってたな。
オーメルといえばGAグループとインテリオルグループに敵対している企業だ。それに旧レイレナードの社員を多く取り込んだ、と聞く。
そろそろ武器にレーザーを入れてみたい、と思っている。
「行ってみるか・・・」
どうせ帰っても何もすることがないしな。
俺はタキシード姿のままオーメルのパーツディーラに向かった。
「・・・・・・なんでタキシード姿なんだ?」
パーツショップに入るなり友人が話しかけてきた。
こいつ、コモロとはガキからの付き合いだ。俺はリンクス、こいつはパーツディーラーを目指していた。まぁ夢が現実のものになったわけだ。
「007の真似だ」
「・・・まぁいいや。今日はあれか、メールで来たんだろ」
「ああ、でなんだ提供したいパーツって?」
「えーと・・・あぁ、これだ」
コモロはコンピューターを操作して一つの武器をウインドに映し出した。
形状は見たこともない武器だ。どうやらレーザー系の武器らしい。
「これは?」
「新技術を使用、レーザーバズーカの趣をもった、オーメルの実験兵装だ。こいつを提供しろとの事なんだが・・・一つ条件があるとのことだ」
「条件?」
「あぁ、BFFの主力AF、SOM(スピリットオブマザーウィル)の撃破だ」
2008.06.29 | Comments(2) | Trackback(0) | 小説












